YouTube:H&C channel
これから何回かにわけて、どうすればフィリピン人と仲良くなれるか? その方法や注意点、私の体験談や失敗談を記してみたいと思います。
- 日本の常識は捨ててしまえ!
- 初めてのフィリピン訪問で、私に起きたトラブルについて・・
- 我らが救世主?! アメリカ系C国女性のSさん
日本の常識は捨ててしまえ!
私は、これがフィリピン人と仲良くなるのに大切なことだと思っています。
初めてフィリピンを訪れると、日本の常識が通用しないことに驚かされることが多々あります。
日本人が日本の尺度で測って「何をやっているんだ!」と怒鳴ってみてもフィリピン人には、その日本人がピエロのように映っています。
「ここはフィリピンだということを忘れないでくれ!」とフィリピン人に思われるでしょう。最初は、戸惑うかもしれませんが、出来るだけフィリピンの尺度を身につけましょう。
そうはいっても私もまだまだなのですが・・。
日本人がフィリピンに滞在を始めれば、遅かれ早かれ文化や習慣の違いに戸惑うことになります。日本なら、こうであるはずなのに、何故ちがうと苛立ったり、フィリピン人に対して怒鳴りつけてしまう。
しかし、たいていの場合、フィリピン人は、何故、日本人が怒っているのか?理解できていません。日本人が自分に対して怒っているのは明らかで、その上、侮辱的な言葉さえいっている。
フィリピン人の心の中に「これは許せん!こいつをタダでは済まさん!!」と・・その日本人に対して、殺意すら抱くかもしれません。
特にフィリピン人は、人前で侮辱されることを極端に嫌います。まぁ、日本人の私も人前で侮辱されれば、ブチッと何かが切れてしまうかもしれませんが・・
初めてのフィリピン訪問で、私に起きたトラブルについて
初めての私のフィリピン滞在は、2週間でした。この初めてのフィリピンで私はフィリピーナ妻と出会ったわけですが・・
そのフィリピンから日本へ帰国する際に、フィリピンのマニラ空港(ニノイアキノ空港)で、突然、日本の常識ではあまり考えられないようなトラブルが発生しました。
私は、そろそろ飛行機の搭乗案内があるだろうと思って待っていたのですが、いっこうにアナウンスがない・・表示板にも何も出ていないのです。
何度航空券を確認しても、T3(ターミナル3)で間違いないのです。
段々と焦ってきた私は、つたない英語で、近くを通りかかった空港スタッフに聞いてみたところ・・そのスタッフは、「この飛行機は、T1(ターミナル1)に変更になった」といいます。
私は「これはマズイ」と思い、そのスタッフへ礼をいって、すぐにT3を出て、タクシーでT1へ移動を開始・・搭乗受付締め切りまで2時間弱あるから、なんとか間に合うか?と不安に思っていました。
T1とT3は距離的には近いと思いますが、フィリピン名物の渋滞で、車がほとんど進まない。
すでに搭乗手続きが始まっているだろう時間に何とか到着しました。
すぐさま、空港スタッフに航空券を見せながら聞いてみると・・そのスタッフは、しばし考え、おもむろに「この飛行機は、T3ですよ!」と言い放ちました。
私は「なんだとぉ~!ダメだ、もう間に合わない」と日本語で口走っていました。
そのスタッフは、別のスタッフを呼んで、私を引き継がせたようで、「では、こちらに来てください。先輩もいますので・・」と私を促しました。
私は「先輩ってなんだ?・・」と思いながら、そのスタッフへついて行くと、何やら別室につれて行かれました。
その部屋の中には、もう一人、日本の女性がイスに腰かけていました。その女性も私と同じ飛行機に乗るはずで、私と同じように間違った案内をされた方でした。
その女性は、フィリピンへ語学留学をされていたそうで、私よりも格段に英語での会話能力は優れていました。何となく同じ仲間がいて、私は少し安堵していました。
程なくして、もう一人、スタッフに連れられてきた女性がいました。アメリカ系C国の女性でした。3人も同じ間違った案内をされた??どうなっているんだ?この国は・・と私は半ば呆れてしまいました。
その間、空港の女性スタッフが、T3と連絡を取り合っていました。その後、私たち3人は、空港の外の道ではなく、空港内の飛行機を置いてあるような敷地内を車で再びT3へ移動しました。
しかし、時はすでに遅く、私たちの乗るはずの飛行機は、空の彼方へ飛び立っていました。
そして私たち3人は、T3にある別室へ連れていかれ、待つように指示されました。
我らが救世主?! アメリカ系C国女性のSさん
このアメリカ系C国のSさんは、ロングヘアーの美しい美人で、スタイルも素晴らしい女性です。
しかし、T3の別室へ通された途端、そこにいた空港スタッフに口角泡を飛ばしながら、顔を真っ赤にして英語でまくし立てていました。その迫力は、物凄いものでした。
この時、私は「C国の女性は怖い・・夫婦喧嘩をしたら、こんな感じなのか?」と恐怖すら感じました。このアメリカ系C国のSさんが英語で、すべての交渉をしてくれました。
語学留学していた日本の女性は、アメリカ系C国のSさんの交渉内容の聞き取れたことを私に通訳してくれました。
私は恥ずかしながら、3人分の荷物番をするという役割分担となっていました(笑)
このSさんの尽力のお陰で、すべて無料で、その日の夜のホテルの宿泊、翌日の朝の成田空港行きの航空券の手配、空港→ホテル→空港への車での送迎まで交渉してくれました。
もし、私一人でこのトラブルに遭遇していたら・・私のつたない英語では、お手上げだったと思います。
このSさんに私は心から感謝しました。
このSさん・・何故、成田空港へ?と思ったので、私はSさんに尋ねてみました。日本に恋人がいるので、日本へ立ち寄るとのことでした。
そして翌日、私たちは無事に成田空港へ降り立つことができました。
初めてフィリピンを訪れて、私はフィリピンの洗礼を受けた気がしました。フィリピンらしい?いい加減さ!というのでしょうか・・その反面、対応してくれた(当たり前なのだけど)フィリピンの空港スタッフたちにも、私はある意味の好感を抱きました。
平然と間違った案内をしたスタッフには困ったものだと思いますが。それを含めて、フィリピンなのでしょうね。
私一人で、このトラブルに遭遇していたらと思うと恐ろしくなります。
この出来事以来、私は少しずつでも、独学ですが英語とタガログ語を学び始めています。
フィリピンへ語学留学していた日本女性とは、帰国後、2度ほどお会いし、現在もフェイスブックでつながっています。面白いご縁だと思います。
フィリピンを訪れたことのある方は、フィリピンで様々なトラブルにあわれたり、いろいろな経験をされた方も多いかと思います。
私的には、フィリピンは、まさにいろいろな意味で刺激的な国だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたとのご縁に感謝します。
コメント