学校でのいじめの定義
日本におけるフィリピン人（外国人）の子どもたちに対する学校でのいじめは、対処すべき問題が増えています。ここでいういじめとは、国籍に基づく生徒への身体的、言語的、心理的虐待のことです。今回は、日本におけるフィリピン人（外国人）の子どもに対する学校でのいじめの問題と、それに効果的に対処する方法について説明します。
まず、日本におけるフィリピン人（外国人）の子どもたちに対する学校でのいじめとは何かについて考えてみましょう。一般的ないじめの形態は、電子メール、テキストメッセージ、オンラインチャットルームなどのテクノロジーを使って、傷つけるメッセージや脅迫的なメッセージを送る「ネットいじめ」です。
殴る、押すなどの身体的な攻撃もいじめの一形態で、教室や運動場で起こることがあります。さらに、悪口やからかいなどの言葉の暴力もいじめの一種であり、学校でも他の場所でも容認されるべきではありません。
日本に住む外国人家庭の増加により、フィリピン人（外国人）の子どもに対する学校でのいじめの問題がクローズアップされています。
文部科学省の統計によると、現在、日本の学校には20万人を超える外国人児童生徒が在籍しています。その数は年々増加の一途をたどっており、フィリピン人生徒に対する学校でのいじめ事件も報告されています。
教育者や保護者がこの問題に適切に対処することを難しくしている要因
残念ながら、教育者や保護者がこの問題に適切に対処することを難しくしている要因がいくつかあります。
まず第一に、先生や保護者と生徒の間にある言葉の壁です。多くの外国人生徒は、自分が経験していることやそれについてどう感じているかを適切に説明するために必要な言語スキルを持ち合わせていない場合があり、先生や保護者が必要なときに適切なサポートを提供することが難しくなっています。
第二に、文化の違いです。日本の学校の中には、外国の文化や国籍に関連する問題に対処するための適切な手順がない場合があり、外国人生徒に対するいじめの状況にどのように対処すればよいのか、教師や保護者にわからないままにしています。
短期的な戦略と長期的な解決策の両方が必要
この問題に効果的に取り組むには、短期的な戦略と長期的な解決策の両方が必要です。
短期的には、教師・保護者が生徒の授業内外での行動に細心の注意を払い、いじめの兆候を発見した場合には、必要に応じて学校当局に直接報告するなど、遅滞なく適切な措置をとることが重要です。
さらに、教師・保護者は、すべての留学生が日本社会での行動を規定する関連法規について適切な指導を受け、日本の学校に通っている間の権利と責任を理解するようにしなければなりません。
長期的な解決策としては、日本の学校全体で効果的ないじめ防止対策を実施する必要があります。この対策には、地域社会と国際社会を対象とした啓発キャンペーンの強化、多様性を理解するための定期的な研修会、そして、いじめを防止するために必要な対策があります。
日本に住むフィリピンの子どもたちの概要
日本は古くからフィリピンからの移民にとって魅力的な移住先です。近年、日本に住むフィリピン人の子どもたちの数は大幅に増加していますが、文化の違いや言葉の壁による課題に直面することも少なくありません。そんなフィリピン人（外国人）の子どもたちが遭遇する最も深刻な問題のひとつが、学校でのいじめです。
日本のフィリピン人児童に対する学校でのいじめは、殴る蹴るなどの身体的虐待から、罵倒やからかいなどの言葉による虐待まで、様々な形で行われます。また、グループ活動から排除されたり、仲間はずれにされたり、陰で噂をされるなど、より巧妙な場合もあります。
また、言葉の壁も問題を大きくしています。留学生が日本人のクラスメートとうまくコミュニケーションがとれないために、いじめのターゲットになりやすいのです。
日本に住むフィリピン人の子供を持つ親は、学校でのいじめの兆候を認識し、子供がいじめられていると思われる場合は行動を起こすことが重要です。
学校で起こった問題について子供と率直に話し合い、何かあれば先生や信頼できる大人に直接報告するように促してください。また、保護者は、子どもの行動の変化を観察し、学校でのいじめの問題を示す可能性のあるうつ病や不安の兆候に注意する必要があります。
保護者の支援に加え、学校は、教室環境でいじめに直面している外国人生徒のための支援システムを提供すべきです。
学校は、いじめ防止方針を作成し、許されない行為を明確に定義し、国籍に関係なくすべての生徒を尊重することの重要性を強調する必要があります。また、日本語と英語の両方を話せる教師を確保し、生徒が安心して大人とコミュニケーションを取れるようにする必要があります。
学校での深刻ないじめを経験した外国人児童生徒には、保護者や学校だけでは対応しきれない援助が必要であり、カウンセリングは、困難な状況に対処し、教室内でのより健全な関係を築くための指導を行う上で非常に有効です。
寛容さ、理解、受容、そして仲間を尊重することを適切に教育し、親と学校の強いパートナーシップを築くことで、日本に住むフィリピン人（外国人）の子どもに対する学校でのいじめを長期的に大幅に減らすことは可能だろうと思います。
そして、予防だけでなく、実際に在日フィリピン人（外国人）子女に対する学校でのいじめが発生した場合の対処法も必要でしょう。まず、被害者が一人でいじめっ子と向き合うのではなく、すぐに報告することで、教師や校長などの大人の権力者が、このような状況を敏感に、しかし毅然とした態度で対処し、当事者双方がこれ以上傷つくことがないように迅速に是正措置を講じることができるはずです。また、トラウマを抱えた子どものために、必要であれば専門家の助けを求めることもできます。
私達のケース：現在おこなっている対策
私達の家庭では、私とフィリピン妻とで自然と役割分担のような形となっています。フィリピン妻は、毎晩の夕食時に、タガログ語で学校での出来事、様子、友達関係などをフィリピン息子から話を聞いています。また、彼が使っている携帯電話も毎晩チェックしています。フィリピンでは、恋人や夫の携帯電話のチェックを当たり前のようにチェックするそうです。私のフィリピン妻は、息子の携帯電話の管理とチェックを厳しくおこなっています。少々厳しすぎるのでは？と私が思うほどです。
私の役割分担としては、私は一人自営業なので、時間に融通がつきやすいので、主に学校関係を担当しています。学校との意思疎通、学校行事、懇談会や面談、授業参観などは私が担当しています。
また、私は幼少時から長年、少林寺拳法やその他の武道（柔道や空手等）を嗜んでいましたので、相手を傷つけずに制する護身術程度のことをフィリピン息子に教えています。何か自分自身に有事があった時、自分の身を守れる術と自信がつけば良いと思っています。（私は彼がフィリピンにいた頃から極真空手を習わせていました）
そして私達夫婦で、フィリピン息子がブクブクと太らないように注意を払っています。身体を鍛え、シェイプアップとビルドアップに努めるように指導しています。そのかいがあって、来日して10ヵ月ですが、体重は７kg減量し筋肉がだいぶついて逞しく精悍になってきたように思います。やはり太りすぎて、暑苦しく見えるのでは、イジメの対象となり得ますから。
イジメられる原因となり得る事を本人自身が努力を惜しまずに、１つずつ解消して行くことが肝要だと私は思っています。
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