- フィリピンは子だくさんの国
- フィリピンと日本の間に生まれた子どもの二重国籍について
- フィリピンと日本の間に生まれた子どもの手続きについて
- 日本にある先祖のお墓問題…私の場合!(フィリピンの息子に委ねない)
フィリピンは子だくさんの国
フィリピンの街中を歩いていて、ちょっと路地をのぞくと、まさにうじゃうじゃと表現できるほど多くの子ども達が遊んでいます。
日本では団地でも子どもの姿を見るのは稀だというのに、フィリピンには、何故こんなに子どもがいるのでしょうか?
経済的には、決して楽ではない人たちが、まるで見境なく子作りに励んでいるように思えます。
フィリピン人の子どもを愛する様は尋常ではありません。
行儀が悪いからと他人の子どもを叱ったりすれば、その子どもの親に怒られます。
私が子どもの頃は、近所にはだいたいカミナリ親父がいて、少しなにか悪さをすると怒られたものです。
フィリピンは、まさに子ども天国です。
女性の夢の多くは、子どもを持つことのようです。子ども達に囲まれていればさえ、たとえその日食べるものがなくても幸せを感じているようです。
一方、男性は、ひたすら女性を口説き、ものにしようとします。その結果、次々と子どもができるのです。
子どもができると男性も観念して結婚する、あるいは逃げ出してしまう。
私の住む地域へ技能実習生として来日していたフィリピンの青年は、日本でフィリピーナの恋人がいましたが、技能実習期間が終わる間際に、子どもを作ってフィリピンへ帰ってしまいました。
フィリピーナの彼女もその後に、フィリピンへ帰りましたが、二人は一緒になった訳ではなく、お互いに別々の道を歩んでいるようです。
私は二人とFacebookでつながっているので、二人の近況を知ることができます。
フィリピーナの彼女の方は、子どもと一緒に幸せそうな生活の写真をFacebookにアップしています。
私のピナちゃん妻に聞いたところ、フィリピンでは良くある話とのことです。
少なくとも日本では問題になってしまいますよね。認知や養育費の問題など、もし、自分の娘が、どこの馬の骨ともわからぬ男に子どもを作られ、その男が無責任に逃げたとしたら、何らかの形で責任を取らせようとしますもの。
フィリピンでは子どもを育てるのは、女性の仕事なのだろうと思います。男性に逃げられても、旦那さんが失業中でも女性はたくましく子育てをします。
それが生きがいであり、使命なのかもしれません。フィリピンの子ども達は親に愛されて、とても幸せそうに見えます。
フィリピンでは実の親による子殺しなどは、ほとんど無いのではないでしょうか?
日本では毎日のように子殺しや虐待のニュースが報じられていますが、この違いって何なのでしょうね。フィリピンでは人間として本来あるべき「なにか」が強く機能している気がします。
フィリピンでは、子は宝、神からの授かりものという意識が脈々と生きています。
一方、日本では老齢化が深刻な問題となっています。国民の大多数が老人になってしまったら、誰が老人たちを支えるのでしょう?!
フィリピンのように、多くの人口を抱える事は、国にとって大きな負担かもしれませんが、人口が減っていく、あるいは老齢化していく現象に比べたら、はるかに良いのではないでしょうか。
いつか日本の老人がフィリピンの若者に、介護だけでなく、経済的にも支えられる日が来るのではないかという気がします。
フィリピンと日本の間に生まれた子どもの二重国籍について
もう、ご存じの方もいるかと思いますが、フィリピンと日本の間に生まれた子どもの国籍について私は知らなかったので、少し調べてみました。参考にしたい方がいるかもしれませんので、シェアしたいと思います。
日本とフィリピン人の間に生まれた子どもは、日本で生まれようが、フィリピンで生まれようが日本国籍とフィリピン国籍の両方を持つことが出来ます。
必要な届け出をすることにより、22歳までは二重国籍保有者となりますが、日本の国籍法に基づき、22歳の誕生日までに日本国籍を選択するか、しないかを決めなければなりません。
フィリピンは二重国籍を認めていますので、22歳以降もフィリピン国籍を維持できるようです。
私の場合は、フィリピーナ妻が、もし、日本国籍を取得した場合、フィリピンでの不動産購入などや何かしらの不利益があるのではないかと思い、今回調べてみました。
この先、タイミングを見て、妻の連れ子の養子縁組を考えていたのですが、フィリピンでは二重国籍を認めているとのことで安心したところです。
両国の国籍を保有した場合、日本人として多くの恩恵を受けながら、フィリピン人に限定される土地の保有、弁護士、各種ビジネスなどが可能で、メリットが大きいかと思います。
フィリピン人と日本人の間に生まれた子どもの手続きについて
- フィリピンで生まれた場合の手続き
医師の証明を持って最寄りの役所に、1か月以内に届ける。更に、3か月以内に日本大使館に役所ないしNSO発行の出生届けを提出する。
※NSOは国家統計局で、出生や婚姻データの管理を行う機関。提出しないと日本国籍の留保ができなくなり、日本国籍を失うことになるので要注意です。
2. 日本で生まれた場合の手続き
日本で出生手続きを完了し、出生が記載された戸籍謄本とその翻訳を添付して、日本のフィリピン領事館に届ける。
その記録はフィリピンへ送付され、NSOに登録されます。
※日本の国籍を失った子どもについては、その子が20歳未満であり、かつ日本に住所があるときは、法務大臣に届けることによって、日本国籍を再取得できるようです。
そのためには、6か月間、日本に滞在する必要があるそうです。
日本にある先祖のお墓問題…私の場合!(フィリピンの息子に委ねない)
現在、私が居住している家のすぐ近くに、私の家の先祖代々のお墓があります。
古くは江戸時代以前のものもあります。私は幼い頃から亡き祖父に先祖の墓を守って欲しいと事あるごとに言われていました。
そして私は、私の代までは、ちゃんと墓を守ると亡き祖父へ約束していました。
私も人生の後半となり、少なからず先祖の墓をどうするべきか?と考えることが多くなりました。
私の両親は既に、東京で生前に自分たちの入る墓を建てていました。
4年前に他界した父は、その墓に入って眠っています。
東京の両親の墓は、すぐ近くに妹やその子ども達がいるので、心配はありません。
問題は先祖代々の墓です。私の正直な気持ちとしては、私の代で菩提寺へ永代供養料を納めようと思っています。
いくら養子縁組したとしても、フィリピンの息子に顔も見たことない、関わったこともない人間が入っている墓守を委ねようとは思いません。
日本人にとっては、先祖代々の墓を守るというのは大切な事だろうと思います。
しかし、そうは言ってもフィリピンの息子に墓守を委ね、彼を縛り付け、彼の自由を奪うことは出来ないと私は考えています。
幸いに他家へ嫁いだ私の叔母が、この先祖代々の墓に入りたいとの事なので、私が天に召された後、その叔母の子ども達、その系列の子孫が先祖代々の墓を守ってくれるかも知れません。
彼らに金銭的な負担はかけたくないと思うので私は菩提寺へ永代供養料を納めるところまでが、私の役割と思うことにしました。
菩提寺は曹洞宗で、この地域の殿様が眠る寺です。格式というのでしょうか? なかなか永代供養料も高額のようです。これは少し頭痛のタネです。
私の居住する地域は、東日本大震災の被災地で、多くの方が避難されました。
そして現在まで戻ってこない方も多くいます。それに伴って、お墓も所謂、打ち捨てられた無縁仏のような状態になっているものもあります。
将来的には、お墓は、墓守する人がいなくなり、無縁仏のような状態になっていく墓が多くなるかと思います。
私は、私自身の墓は不要とピナちゃん妻に言っています。
私と関わりのあった人だけ、時々、私を偲んでくれればそれで良いと思っています。
私と直接、関りを持たなかった人が義理で時間と金を使って、わざわざ墓参りなどしてもらわなくて良いと私は思うのです。
願わくば、私の骨を粉のように砕いて、どこかの海にでも流して貰えればと思うのです。
しかし、私のピナちゃん妻は、この事には反対していますけど。墓参り出来ないのは寂しいと。それならば、私が第二の故郷と思うフィリピンで埋葬してもらおうかと思うのです。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。 貴方とのご縁に感謝します。
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